【全身麻酔】複合型母斑(皮膚腫瘍)摘出手術を受けて。術後の経過や入院費用は?

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医療センター形成外科での 全身麻酔下による皮膚腫瘍(複合型母斑)摘出手術/入院費用や術後の経過は?

私は 以前に,このようなブログを執筆しました。

生まれつき 頬に母斑ぼはん(アザ)がある息子と 話し合いの末,手術を受ける決意をした経緯を綴ったものです。

母斑ぼはんの手術を決意した 息子との奮闘記

HAKO
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当記事は 後編となります。
是非,前編もご一読下さい。

今回は 息子の人生が 曇ることなく,より良い歩みとなるよう 困難を乗り越えた体験記を お届けします。

手術説明書に基づく説明

まずは 手術説明書に沿って 説明します。

術前診断 左頬部 皮膚腫瘍
術式 全身麻酔下 皮膚腫瘍摘出手術
病理検査後の診断 複合型母斑(ホクロの一種)

手術前の症状

皮膚腫瘍(アザ)の大きさは (約)17mm×10mm

ホクロの集合体のよぅな,限りなく黒に近い焦げ茶色。

手術選択の理由・他の治療法

レーザー治療 もしくは切除手術の選択肢。

このまま放置しても腫瘍は消失しない為,手術を選択する方向で 家族と話し合う。

レーザー治療は色素を薄くする事は可能だが,再発の可能性がある。
切除手術では 色素斑はなくなるが 線状の傷が残る

予測される結果

腫瘍がなくなり,線状の傷跡が残る。

手術方法
☑皮膚切開を加え 腫瘍を摘出
☑縫合方法は 真皮縫合。
☑皮膚の柔らかさや程度によって,突っ張ってしまうと判断した場合は,手術が2回に及ぶ可能性がある。

手術で切除しきれなかった場合は,間隔を空け,2度目の手術に持ち越される場合も。

最終項目については,執刀してみなければ 皮膚の柔らかさや突っ張りは 分かり得ないとの事。
ベテランの医師でも 術前にハッキリと断言は出来ないという。

結果として息子は,一度の手術で 全ての皮膚腫瘍を取り除く事に 成功!!
皮膚が,思いの外 伸縮性に富んでいた事が 不幸中の幸いでした。

手術や入院に係る費用

気になる部分かと思います。
請求額は 1,840円でした。

食事療養費負担額(一般)として 一食460円の4回分を 自費でお支払いしました。

保険診療にかかる医療費の自己負担額が無料(乳幼児等医療費受給者証)

恐らく 全国区で導入されているであろう 乳幼児の医療費控除は 本当に有難いです。

※差額ベッド代,食事代他は助成の対象にならず 自費で支払う事になります。

4人部屋(個室では無い)でしたので,差額ベッド代も 徴収されませんでした。

正直な所,不足の事態にも対応出来るよう 大金を持ち合わせていたのですが,少し拍子抜けな結果となりました。

至れり尽くせり,看護して頂きましたのに 何だか恐縮です。

複合型母斑との診断

私は 前編の記事内で,このような推測をしていました。

母斑ぼはんの手術を決意した 息子との奮闘記

HAKO
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こちらも併せて 一読頂けますと幸いです。

少し 抜粋してみます。

総合病院を受診した際の 診断結果は こちら。
①ベッカー母斑である
②悪性の母斑では無い
③治療は レーザー照射か手術

日本形成外科学会の文献を引用しますと,私が推測するに ベッカー母斑という診断には 少々疑問に感じています。

ベッカー母斑の定義とは,肩に出来た 発毛性の遅発性扁平母斑。

息子の場合,母斑部分に多少の産毛うぶげは伴っていますが 肩ではなく頬なのです。
ホクロのように 皮膚から盛り上がらない茶色のアザを『扁平母斑へんぺいぼはんと言うらしく,こちらの方が妥当なのでは…?と考察しています。

ただ ベッカー母斑の参考文献が少なく,実際の所 どうなのか分からないと言うのが本音です。

次回 受診時に,病名の判断を 再度仰ぎたいと思います。

総合病院からの紹介状を手に,この度 医療センターでの診察→手術に至りました。

その結果,ベッカー母斑ではなく 扁平母斑との診断を一時的に受け,手術後の病理検査にて 最終的に,

『複合型母斑』

と 傷病名が判明したという経緯です。

 

問診・診察から二転三転,悪性腫瘍では無いという断定は なされていましたが,闇雲に レーザー治療の選択をせずに済んだ事は,結果論ですが 正しい判断でした。

病名の詳細が分からないにも関わらず,更に効果・効能も曖昧なレーザー治療に,何度も通わせるのは 小学生の子供には酷だと思った為です。

母斑で苦しむ方の体験談

知人のお子様も,母斑で治療に通院されていました。

当初 生後数ヶ月の段階で どうしても気になるとの事で レーザー治療を開始されたようです。

数回の治療の末,費やした年月は 約2年。

母斑が再発してしまった…と話を聞く機会がありました。

他人の事と言えど,深く痛感しました。

私も この8年間,常に 息子の頬を見る度に
どうして息子の…よりにもよって 顔に母斑が…?と何度思った事か。

原因が不明であるからこそ,自分自身を 心の中で責め続けましたから。

担当(執刀)医からの注意点

皮膚腫瘍の摘出手術前に 数回 念押しして説明された事がありました。

☑既往歴(喘息)について かかりつけ医を受診し,手術に向けての投薬等があれば処方薬を持参する事。

麻酔薬によるアレルギー反応の合併症や危険性も示唆されました。

☑担当(執刀)医や麻酔科医に【抜けそうな歯はないか】という点も 再三聞かれました。
手術中のあらゆる操作によって 歯に力がかかり,乳歯・さし歯が抜けたり折れる危険性があるそうです。

恐らく 病院サイドも 手術には万全の注意を払われるでしょうが,予期せぬ歯のトラブル防止の為,手術前に充分なコンタクトを取る必要があります。

局所麻酔か 全身麻酔の選択肢

局所麻酔は 勿論意識があり,恐怖心が募りますし 痛みを伴う処置を施す為,息子(8歳)の術式には採用されませんでした。

強いて言えば,小学校高学年・中学生以上の成熟期以降でなければ,ほぼ全身麻酔で手術は行われるそうです。

この度の切除手術では 全身麻酔の一択でした。

全身麻酔の開始

全身麻酔に立ち会った私は,堂々と 自分の足で手術台に向かい,酸素マスクを装着されている息子を 目の当たりにしていました。

言われるがままに深呼吸を促され 常に心拍数も高く,モニター越しの鼓動を聞きながら,「怖い思いをさせてゴメンね…」という想いにかられ,どうしても涙を抑える事ができませんでした。

気持ちが高ぶっている際の涙は,歯止めが効かず 嗚咽してしまいますね。

……

………

暫くすると問いかけに対し クスクスと笑い出しました。

麻酔が効き始めたのでしょうか?

相変わらず しっかりと呼吸しながらも,身体がグーンと硬直した状態を境に 鼓動が一気に落ち着き 麻酔が完了

手術台に寝かされた息子の,呼吸が荒くなった瞬間と筋肉の硬直しつつある様子は 今でも身震いします。

正に 命懸けです。

言い方は悪いかもしれませんが,強制的に眠っている状態を作り出すなんて 改めて考えると恐ろしいですよね。

複雑な心境のまま,ここで 手術室を後にし 暫し無事を祈ります。

約1時間後

全身麻酔下による 複合型母斑(アザ)の手術は 無事に終了しました。

傷口は保護されており 直ぐに状態をうかがう事は出来ませんでしたが,執刀医から こう告げられました。

「母斑の全てを切除出来ました。成功です。」

ストレッチャーで 病室に運ばれた息子の,まつ毛の根元が濡れていました。

無意識に 涙を流したのでしょうか??

とにかく無事に終わり,一同 胸をなでおろしました。

術後に聞いた話

後で息子に聞いたのですが,マスクを付けられ 少し経過した段階で,目がグルグルと回るよぅな錯覚に陥る場面があったらしいです。

また 手の先が カッと熱くなり,全身を撫でられているような感覚も経験していたよぅです。

恥ずかしながら,麻酔中に 子供の手を取り 大号泣してしまった私。

⸜❤︎⸝‍
⸜❤︎⸝‍

寝る前に,ママの顔見えたよ!

『ママ どんな顔してた??』

⸜❤︎⸝‍
⸜❤︎⸝‍

『いつもの顔だった』

涙は見られなかったらしい,安堵。

 

病院の方針はよく分かりませんが,手術室内にて麻酔をかけられる一連の流れに 家族が立ち会う事は 規則なのでしょうか?

不安に思う子供の付き添いは分かりますが,麻酔が効くまでの一部始終は 私の中で 軽くトラウマとなりました。

こちらのメンタル面も考慮して頂きたい…とも感じました。

術後の記録

閉鎖循環式全身麻酔による手術後

☑2〜3分置きに 目を開け,声をかけると安心し,また眠る動作を繰り返す(約2時間)

☑水分摂取可能(術後2時間)

☑昼寝 (術後4時間)

☑食事摂取可能(術後5時間)

ここで 口腔内に問題発生(後述致します)

術後の 傷口の痛みはあるものと覚悟していましたが,術後8時間経過しても さほど痛みはない様子。

その後 一週間の日常生活に於いても,傷口がしみたり 傷む様子は一切見られず,医療技術の進歩に驚かされました。

実際に 切除された患部(病理細胞)を 見せて頂きましたが,思った以上に 深くえぐり取られている印象でしたので,痛みを伴わない事が 今でも不思議でなりません。

↓↓こちらは 術後2日目の 抜糸前の状態

母斑(アザ)は切除手術によって 綺麗に消え去りました。

痛々しくも見えますが,自覚症状は無く 無事 抜糸も終了した現在は,心身共に
ストレスから解放された事は間違いありません。

手術より 約2週間が経過した現在は,透明の防水テープで 念の為保護しています。

手術後の経過と合併症の可能性

①時間の経過と共に,傷跡は白く やや幅が出てくる

②白く(皮膚の色に馴染む)変化するまでには 1年程度かかる見込み

③傷跡の周囲の感覚が鈍くなる事がある

④感染・血腫(傷の奥で血が溜まる)により治りが悪いケースもある

⑤体質等により 傷跡が徐々に盛り上がる(ケロイド)→術後1〜2ヶ月以内で発現

手術後も 色々と,余談は許せません。

傷口の痛みよりも口腔内(唇周辺)の腫れ

先程 少し触れましたが,術後に 下唇が腫れ上がり 痛みを伴う為,食事を受け付けない状態となっていました。

こちらは完全に盲点でした。

↓↓何故 このような症状を併発したか 担当看護師に尋ねました。

全身麻酔中に人工呼吸をさせる為,喉に管を挿入した際の チューブや器具に挟まれたり 圧迫される事がある。
また,チューブが声帯を越えて気管に入るので,声帯の腫れや傷み,あるいは声帯を動かす神経が麻痺する事もあり,手術後に 飲料等を飲み込みにくくなる事もある。

息子の場合は 軽い喉の痛み(咽頭痛)と唇の腫れは,術後2日程で軽快したものと記憶しております。

その他の全身麻酔後の不安点

よく不安視されるのが,副作用・合併症・吐き気かと思いますが,特に 何事もなく経過しました。

体質によっては 重篤な症状も起こりうるかもしれません。
事前に不安な点は質問し,遠慮することなく 看護スタッフに頼りましょう。

全身麻酔と皮膚腫瘍の切除を終えて

8年もの間,悩まない日はなかったと言っても過言ではない皮膚腫瘍と ついに決別できました。
皮膚切開→腫瘍摘出→真皮縫合を経て,傷跡を残す結果とはなってしまいましたが,手術を決意した息子の勇気を称えたいと思います。

P.S~母斑(アザ)でお悩みの方へ~

一刻も早く 決断して頂きたいと思います。

まだ小さい子供だから…と躊躇っている境遇の方がいらっしゃいましたら,今思い悩んでいる その瞬間こそが行動に移せるチャンスだと思います。

医療技術は進歩しています。
勿論 危険な症例もあるかもしれません。

ですが 少しでも現状を打破したいとお悩みでしたら,まずは最初の一歩。

病院を受診して下さい。
(当の私は 最初の病院受診から,凡そ5年の歳月が経過してしまいましたが…)

きっと 決断して良かったと思えるでしょう。

どなたかのお力になれますと幸いです。

葉子(@_hako_hako)

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